座薬 便秘

穏やかに解消する方法

便秘を解消する方法の一つに座薬を使用するということがあります。
試した方は少ないのではないかと思われますが、座薬を使って便秘を治すのは主に高齢者に対してです。
介護の現場などではよく行われています。

 

座薬なら、便秘薬のように胃腸を荒らす心配もいですし、薬を飲めないという高齢者に対しても行えます。

座薬には炭酸水素ナトリウムが含まれており、肛門から座薬を入れると腸の中で炭酸ガスが発生します。
その刺激で排便を促すという仕組みです。
効果が出るのも早く、5〜30分程度で効き目が表れます。
個人差はありますが、長くても1時間くらいで効いてきます。
挿入後はしばらく肛門を押さえておきます。
浣腸よりも穏やかに作用するので、高齢者にはこちらの方が向いていると思われます。

便秘は高齢者にとっては大変な問題です。
若い人に比べて腸など内臓の働き自体が衰えており、運動量も減るなどして便秘になりやすいですし、頑固な便秘になってトイレで力んだ際に、血圧の急な変動(排便ショック)を起こしてしまう事もあります。
ですから日ごろから便秘にならないように気をつけておかなければなりません。

 

座薬や浣腸などはクセになりやすいので、普段から食事に気をつけたり、お腹のマッサージを行うなどして、排便できるように促します。
直腸のあたりを軽く押したり、おへその周りを「の」を書くようにさすります。

 

若い人でも常用性があるので使用はお勧めできません。

食物繊維を多く摂ったりビフィズス菌などの善玉菌を腸で増やしたりして健康的に自然な形で便秘解消するのが一番良いです。
運動も心がけ、適度な水分補給もしてください。
そうして腸の環境が良くなれば便秘のに悩みから解放されるでしょう。