レシカルボン座薬 新レシカルボン座薬

無水リン酸二水素ナトリウムで作られた便秘用の座薬

新レシカルボン座薬は炭酸水素ナトリウムと無水リン酸二水素ナトリウムで作られた便秘用の座薬です。
12才以上から使用でき、妊婦や高齢者でも使用できます。
挿入後、直腸の温度で溶けだして炭酸ガスが発生します。
それにより腸を刺激して蠕動運動を促進し、便通をつけるというものです。
効果が出るのも早く挿入後10〜30分くらいで便通が起こります。

妊娠中も方は使用前に念のため医師に相談してください。

 

挿入後は、便意が起きても少しの間我慢してください。

すぐにトイレに行っては、まだ溶けきっていないのに排出してしまう事になります。
また挿入後すぐの激しい運動も避けましょう。運動により、まれに飛び出してしまう事があるからです。

新レシカルボン座薬は穏やかな薬ですが、副作用には注が必要です。
下痢や残便感、腹痛や不快感、肛門の刺激感などの他、ショック症状のような重篤な副作用が起きる可能性があります。

使用後に息苦しくなったり顔色が青くなる、冷や汗が出る、手足が冷たくなる、
胸の苦しさがある、などの症状が現れた場合は直ちに病院へ行ってください。

 

また、新レシカルボン座薬は常用性がある薬です。
使用するにしてもワンポイントに止めてください。

 

しかし便秘する度に薬を使用するのは根本的な解決にならないので、やはり避けたいものです。
薬に頼らず、普段から食事に気を付けて便秘しない体づくりをしていくことが大切です。

  • 朝食をきちんと摂る、便意がなくても朝はトイレに座る習慣をつけるなどもポイントになります。
  • 水分も適度にとって、運動もしましょう。
  • 食物繊維やヨーグルトなどの乳酸菌も積極的に摂取し、善玉菌を腸内で増やしていきましょう。

自力での自然な排便は、非常に健康的で気持ちがいいものです。
便秘が改善されれば体全体にも良い影響があります。